UPSのLCDパネルに「Charger fault」というエラーメッセージが出たときの対処法をご説明します。
Charger faultは充電サイクル中（ABM）にバッテリー充電に必要な最小電圧に達しなかった場合やバッテリーの過電圧等が原因で出ることがあります。

以下該当機種の内容をご確認いただき、ご対応をお願いいたします。

対応方法

■5Pシリーズ、5PXシリーズ

1．バッテリーケーブルとバッテリーのかみ合わせをチェック。

2．アラームリセットを実行いただく。(Reset fault state)
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Reset fault stateを選択し、エンターキーを押します。

3.  本体の電源再起動
（電源ボタン長押しにてUPS停止、その後入力プラグを抜いて、再差し込みで再度電源ボタン長押しにて起動）

4．それでも解決されなければ、Restore factory Settingを実行。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Restore factory Settingを選択し、エンターキーを押します。

5．本体の電源再起動
（電源ボタン長押しにてUPS停止、その後入力プラグを抜いて、再差し込みで再度電源ボタン長押しにて起動）

6．電圧・言語・日付　がリセットされるので再設定を実施。

7．その後、手動でバッテリーチェック。
※バッテリーテスト実施時は、最低10%の負荷と90%以上のバッテリー容量が必要となります。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Start battery testを選択し、エンターキーを押します。

■9SXシリーズ、9PXシリーズ

1．バッテリーケーブルとバッテリーのかみ合わせをチェック。

2．アラームリセットを実行いただく。(Reset fault state)
※6K以上のモデルはFunction resetのメニューはなく、CotrolからReset fault stateへ画面遷移
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Functions resetを選択し、エンターキーを押します。

(3)Reset fault stateを選択し、エンターキーを押します。

3．本体の電源再起動
（電源ボタン長押しにてUPS停止、その後入力プラグを抜いて、再差し込みで再度電源ボタン長押しにて起動）

4．それでも解決されなければ、Restore factory Settingを実行。
※6K以上のモデルはFunction resetのメニューはなく、CotrolからRestore factory Settingへ画面遷移
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Functions resetを選択し、エンターキーを押します。

(3)Restore factory setを選択し、エンターキーを押します。

5．電圧・言語・日付がリセットされるので再設定を実施。

6．その後、手動でバッテリーチェック。
※バッテリーテスト実施時は、最低10%の負荷と90%以上のバッテリー容量が必要となります。
(1)メインメニューでControlを選択しエンターキーを押します。

(2)Start battery testを選択し、エンターキーを押します。

上記対応で解決されなければ、UPS本体のボード不良で、バッテリーチェックができずエラーが発生している可能性があります。
お手数ではございますが、[お問い合わせ]からダイトロン株式会社までご連絡をお願いいたします。

おわりに

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