Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【IPM2】Network-M2搭載UPSの検出

IPM2でNetwork-M2カードを搭載したUPSの検出手順を解説します。

はじめに

IPM2は仮想環境専用のソフトウェアです。ネットワークカードは必須となります。
IPM2はNetwork-MSにも対応していますが、Network-MSが既にEOLとなっているためIPM2とNetwork-MSの組み合わせは取り扱いしません。予めご了承ください。

※Network-M2の設定は終わっているものとして解説が進みます。Network-M2の設定は、Network-M2ページ下部をご覧ください。

UPSの検出

[アセット]を押します。

[ADD ASSETS]を押します。

一覧の中から[ADD ASSETS]を選択します。

[UPS(シングルまたはパラレル)]を選択します。

UPSタイプ:シングルUPSを選択(デフォルト)
ネットワークアドレス:Network-M2のIPアドレスを入力

[プロトコルの選択]を押します。

[Native Protocol NNM-2XSlot / Eato…]を選択します。

Portは443が自動的に埋まります。
クレデンシャルを選択します。

クレデンシャルが1つも無いため、クレデンシャルが見つかりません。と表示されています。
クレデンシャルを作成済みであれば、クレデンシャルが一覧表示されます。

ここでは、新しいクレデンシャルを作成します。

クレデンシャルタイプ:ユーザーとパスワード
クレデンシャル名:任意 (どのUPS用のクレデンシャルか分かりやすく)
クレデンシャルの仕様:発見と監視
タグ付けする:空白
ユーザー:admin
パスワード:Network-M2のadminのパスワード

このオペレーションの確認が表示されます。IPM2のパスワードを入力します。

クレデンシャルの作成に成功したメッセージが表示されます。

クレデンシャルを押して、作成したクレデンシャルを一覧の中から選択します。

これで、UPS(Network-M2)を検出する設定が埋まりました。
[発見]を押します。

UPSを検出しました。右下の[次へ]を押します。

パワーソース(電源供給元)設定

[電源の選択]を押します。

[DC0/DC0-MainFeed]を選択します。

施設アセットにUPSが追加されました。

アクティブ化

ステータスを見ると[非アクティブ]となっています。監視対象に入っていません。
[アクティブ]に変更します。

ステータスが[アクティブ]になりました。

Input Voltage アラームの解消

アクティブにしてしばらく待つと、IPM2はUPSについて警告を発報します。
右上のアラームアイコンを押します。

入力の電圧が非常に低くなっているというアラームです。

設定 > アラーム へ移動します。
[データセンター]を押します。

一覧の中から[UPS]を選択します。

続いて[Load]を[Input Voltage]に変更します。

アラーム閾値のデフォルトが下記の通り、海外の電圧基準になっています。このため100V UPSはLow Criticalの閾値を下回り、クリティカルのアラームを発報しています。

この解説では、警告±10%、クリティカル±20%で設定しました。推奨値ではございません。ご希望のアラーム閾値を入力してください。

SAVEすると、アラームが解消されました。

おわりに

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