Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

【IPP】 Windows Server Coreを停電時にシャットダウン

IPPはWindows Server Coreをノーサポートですが、インストールテストしたらシャットダウン動作したため、備忘録として本ブログに手順を紹介しておきます。

【重要】注意事項

Windows Server CoreはIPPのサポート対象外です。
ノーサポートをご理解の上、本ブログをご覧ください。

システム構成

  • Windows Server 2019 Server Core
  • Eaton 9SX700 UPS f/w 01.14.9050
  • Eaton Network-M2 Card f/w 3.1.8
  • Eaton IPP for windows 1.69

IPPのインストール.exeはWindows ServerのCドライブに置きました。

UPS シャットダウン設定

最初に、UPSが30秒間バッテリー運転したら、120秒後にUPSがシャットダウンする設定をNetwork-M2でします。

保護 > 停電時のシャットダウン

※Outputのみの設定で十分です。Group 1と2は設定不要。

保護 > エージェントはシーケンスをシャットダウンします

※Outputのみの設定で十分です。Group 1と2は設定不要。

IPP インストール

Server Coreのため、コマンドでIPPをインストールします。

ipp_win_1_69_167.exe -install

※日本語の部分が文字化けしていますが、気にせず進めました。

[次へ>]を押します

ライセンスに[同意する]を押します

インストールパスの選択は[インストール]を押します

[完了]を押します

Server Coreでブラウザが無いため、IPPにアクセスできないエラーが出ますが、他PCのブラウザでアクセスするのでスルーします。

IPP 設定

他のPCのブラウザからIPPにアクセスします。

https://Server CoreのIP:4680/

設定 > シャットダウン > パワーソースを編集

パワーソース:UPS(Network-M2)
負荷セグメント:マスター出力
ログイン:Network-M2のログインユーザー
パスワード:Network-M2のログインパスワード

設定 > シャットダウン > シャットダウン構成の編集

Remote sequence shutdown delay:なし
シャットダウンタイマー:なし
シャットダウン継続時間:120
シャットダウンのタイプ:スクリプト
シャットダウンスクリプト:shutdown /s /f /t 0

設定 > 自動検出

UPSと正常に通信できている事を確認します。

ステータス:OK (緑アイコン)
アクセス:OK (鍵アイコンに×が無いこと)

シャットダウンテスト

UPSの入力電源プラグを抜いて、UPSをバッテリー運転にします。
30秒経過すると、shutdown /s /f /t 0 が実行されるため、Windows Server Coreはシャットダウンします。
UPSは、その120秒後に出力(Output)が止まり、約30~60秒でシャットダウンします。

おわりに

TwitterとYouTubeでEaton UPSの情報を配信しております。よろしくお願い致します。

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