このブログでは、停電発生時にメールを送信する設定例を紹介しています。
注意事項
SMTP設定が完了していないとメール送信されません。テストメールを送信して、正常に受信することを確認してから本設定を実施してください。
【DITPM】SMTP(メール送信)設定 | 無停電電源装置(UPS) | イートン
はじめに
DITPM2の基本設定(IP設定、ライセンス適用、UPS検出など)は完了している前提で話が進みます。
また、オートメーション(自動化)に特化した解説となっております。予めご了承ください。
ユーザー設定
メールを受信するユーザーのメールアドレスを設定します。
アクセス権 > ユーザー > 任意のユーザーを選択します

メール欄にメールアドレスを入力し、右上の[送信]を押します。

IT オートメーション 一覧
今回の設定例の完成版を最初に紹介します。作成するのは2つのオートメーションです。

停電後、指定した時間内に復電した時のオートメーション
停電後、指定した時間内に復電した時に実行されるオートメーションを作成します。
メールを送信するだけで他に何もしない想定のためアクションは1つです。メッセージ送信のあとに、実行したいアクションがあれば追加してください。
名前:任意
トリガー:手動オーバーライド
アクション:メッセージ送信

<アクションの詳細>
カスタムメッセージを選択して、件名と本文は分かりやすいように編集します。
受信者にメールを送りたいユーザーを追加します。

停電時に実行されるオートメーション
停電して、DITPMがUPSのオンバッテリーを検知した時に実行されるオートメーションを作成します。
3つ目のアクションで復旧確認しています。復旧していたら、このオートメーションを終了して上で作成したオートメーションを実行します。復旧していなかったら4つ目にアクションに進みます。5つ目以降に任意のアクション(シャットダウン処理など)を追加してください。
名前:任意
トリガー:電源問題 (AC power outage on UPS)
アクション:メッセージ送信 → タイマー → 復旧 → メッセージ送信

<トリガー1の詳細>
AC power outage on UPS を選択します

任意のUPSを選択します

<アクション1の詳細>
オートメーションが実行されたことをメールで知らせるアクションです。

<アクション2の詳細>
待機時間(秒)のアクションです。

<アクション3の詳細>
待機時間後、トリガー条件が今も有効(UPSがバッテリー運転)かどうかの確認を行います。有効だったらアクション4に進みます。無効だったら(UPSが復旧していたら)別のアクションを実行します。

<アクション4の詳細>
待機時間を経過しても復旧しなかったことをメールで知らせるアクションです。
※5番目以降に任意のアクション(シャットダウンなど)を追加してください。

おわりに
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