Eaton UPS(イートン 無停電電源装置) テクニカルブログ

IPM SSHアクションの実行

Eaton IPMは、シルバーライセンスを適用すると、ホストにSSHで接続してコマンドを実行する事ができます。

【重要】新ライセンス販売のお知らせ

2020年9月、IPMの新ライセンス(Optimize License)を販売しました。
テクニカルブログ内の文章および画像の旧ライセンス(Silver License、Gold License)は、全てOptimize Licenseに置き換えてお読み下さい。よろしくお願い致します。


今回は例としてRedHat Linuxをシャットダウンしていますが、SSHに対応している機器であればRedHat Linuxに限らず、ストレージやハブに対してもコマンドを実行できます。
また、SSHで接続するアカウントは管理者権限を持ったアカウントを設定して下さい。

<必要アイテム>

  • Eaton UPS
  • Eaton IPM version 1.53
  • IPM シルバーライセンスまたはゴールドライセンス

<シャットダウン対象情報>

  • OS : RedHat Linux
  • IPアドレス : 192.168.10.44

<設定例>

設定 > アクション/イベント > [新しいアクションの作成]をクリックします。

ssh-action-redhat1

アクションタイプのリストから[SSHアクション]を選択します。*シルバーライセンスまたはゴールドライセンスが必要です。

ssh-action-redhat2

アクション名:任意入力 (例:Redhat Linux シャットダウン)
イベントリスト:任意選択 (例:シャットダウン基準に到達)
イベントソース:任意選択 (例:192.168.10.23=UPS)
設定:
SSHサーバーホストネーム:対象のIPアドレス (例:192.168.10.44)
SSHサーバーポート:22
ユーザーネーム:ホストの管理者アカウント (例:root)
パスワード:管理者アカウントのパスワード
コマンドライン:ホストで実行したいコマンド (例:shutdown -h 0)

この設定により、192.168.10.23のUPSがシャットダウン基準に到達すると、IP 192.168.10.44にrootでSSH接続して、コマンド shutdown -h 0 を実行します。

※ SSHアクションは、コマンドを実行した時に (Yes/No)? の入力を求められるような対話処理には対応しておりません。

ssh-action-redhat3

<確認>

[選択したアクションのテスト]を実行すると、設定通りRedHat Linuxがシャットダウンしました。

ssh-action-redhat4

アクション/イベントを複数作成すれば、IPMから複数の機器に対して任意のコマンドを実行させる事ができます。

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